資源を持っているだけでは、強みにはなりません。

そこでヒントになるのは、過去に発揮できていた場を探ってみること。過去の強みになった資源と活かし方がわかったときに、はじめて強みが自分のものになります。

私の事例を挙げてみましょう。

私の資源のひとつは、好奇心のままに行動に移せる実行力。これを踏まえて過去を振り返ると、はじめての海外の仕事、新規事業の立ち上げなど、ゼロから居場所をつくる環境に置かれるとモチベーションが高まり、自身の資源が活用されて強みになっていたと分析ができて、腹落ちすることができました。

こうした経験から、私は自分を活かすために、正解のない未知の領域に飛び込むことを意識しています。

あなたもぜひ、自分自身の資源をどのように活かしてきたのか、どんなときに気持ちがワクワクしたのかを、過去のストーリーから振り返ってみてください。

『かくれた「強み」をみつけよう。自分の舞台がみつからないあなたへ』(日本経済新聞出版)

三石原士
パーソルキャリア株式会社 タニモク開発者/共創プロデューサー
大手情報サービス会社を経て転職サービス「DODA」(現「doda」)の立ち上げメンバーとしてパーソルキャリア(旧社名:インテリジェンス)に入社。ハイクラス転職サービス「iX」(現「doda X」)やオウンドメディアの立ち上げなど、多くの新規事業、サービス開発のマーケティングをリードする。2017年「タニモク」を開発。現在はミッション共創推進部の共創プロデューサーとして「タニモク」プロジェクト、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」の事務局などを担当

三石原士
三石原士

パーソルキャリア株式会社 タニモク開発者/共創プロデューサー
大手情報サービス会社を経て転職サービス「DODA」(現「doda」)の立ち上げメンバーとしてパーソルキャリア(旧社名:インテリジェンス)に入社。ハイクラス転職サービス「iX」(現「doda X」)やオウンドメディアの立ち上げなど、多くの新規事業、サービス開発のマーケティングをリードする。2017年「タニモク」を開発。現在はミッション共創推進部の共創プロデューサーとして「タニモク」プロジェクト、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」の事務局などを担当