▼能力的資源に関する問い
・あなたに「これをお願いしたい」と言われたことは?
・小さいころから得意、または周りに褒められてきたことは何ですか?
▼内面的資源に関する問い
・つい熱中して、時間を忘れてやっていたことは何ですか?
・周りが苦戦するなかで、あまり苦じゃなかったことは何ですか?
▼関係性の資源に関する問い
・困ったときに助けてくれた人は誰ですか?
・あなたが誰かを助けたとき、「ありがとう」と言われた経験はありますか?

『かくれた「強み」をみつけよう。』(日本経済新聞出版)から抜粋
『かくれた「強み」をみつけよう。』(日本経済新聞出版)から抜粋

リストの問いを通した内容に共通点やテーマ、つながりをみつけることができましたか?あなた自身が持つ資源が理解できてくると、唯一無二のあなたらしい強みが徐々にみえてくるはずです。おすすめは、ひとに問いを読んでもらい、声を出して話をしてみることです。

言葉にした内容だけでなく、あなたの声のトーン、表情を相手にみてもらうことで、思いもしなかった「強み」がみつかるかもしれません。

内なる資源をみつけるフレームワーク

とくに内なる資源となる想いや価値観をいきなり考えることは難しいところがあります。そのため、体系化されたフレームワークを用いてみていく方法もご紹介します。ひとつは、「ドナルド・E・スーパーの14の労働価値」です。

『かくれた「強み」をみつけよう。』(日本経済新聞出版)から抜粋
『かくれた「強み」をみつけよう。』(日本経済新聞出版)から抜粋

仕事をするうえで重要視するものについて○△×と重みづけをしてみて、過去のエピソードを交えて、自分自身の想いや価値観を探ってみてください。

このほかにも、価値観カードなど、世の中には自分自身のはたらく価値観を探るツールがあります。自分自身の内なる資源がわからない場合は、こうしたツールも活用してみてください。もちろん、価値観や想いは人生のフェーズや環境で変わります。

不変的なモノではなく、健康診断のようなモノとしてみてください。

「強み」はどこで発揮される?

少し考えてみてください。

【1】いまの仕事で、どんな場面で自分が価値を発揮できていると感じますか?
【2】過去に「この瞬間、自分は活躍できた」と思った経験はありますか?それはどんな環境でしたか?
【3】もし、いまの環境では発揮しづらいと感じるなら、どんな場に行けば力を出せると思いますか?