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プレスリリース配信元:株式会社博報堂
●来年の景気予想「悪くなる」は45.2%で、過去11年間の最大値に
・来年の「世の中の景気」予想は、「悪くなる」(45.2%)が前回(37.7%)から増加
・来年の景気が「悪くなる」と思う理由は「物価上昇の継続・加速」が最多
●来年お金をかけたいもの1位は「ふだんの食事」で、前回3位から浮上
・「来年お金をかけたいもの」は1位「ふだんの食事」(23.1%)、2位「旅行」(22.5%)、3位「貯金」(19.0%)
・「来年お金をかけたい」が「今年お金をかけた」の数値を最も大きく上回ったのは「貯金」で+4.2pt増
博報堂生活総合研究所は、2015年から毎年秋に、翌年の景況感などについて全国の20~69歳男女3,900人に予想してもらう調査を実施しています。このたび最新の調査を加え、“2026年 生活気分”としてまとめました。※10月2-6日に調査
今回の結果では、前回に続き来年の景気が「悪くなる」は増加し、「良くなる」はやや減少しました。また、「来年お金をかけたいもの」として「ふだんの食事」が1位になっていますが、「今年お金をかけたもの」のスコアと比較すると-16.0ptとなっており、食品をはじめとした物価高騰の影響を受けつつも、そのなかで楽しみを見出そうとする生活者の姿勢がうかがえます。その一方で、来年は家計をより冷静に見直し、貯金など将来への備えに目を向ける側面も強まりそうです。
2026年の景況感
来年の景気予想は「悪くなる」が増加。上の年代ほど「悪くなる」が高くなる傾向
- 来年の「世の中の景気」予想は、「悪くなる」が45.2%と、前回(37.7%)より+7.5ptと増加し、2015年の調査開始以降の過去最大値となりました。また、「良くなる」(9.3%)は前回(10.8%)より-1.5ptとやや減少し、「変わらない」(45.5%)は前回(51.5%)より-6.0ptと減少しています。年代別でみると年代が上がるにつれて「悪くなる」のスコアが高くなっています(20代:37.4%→60代:49.5%)。
- 来年の景気予想の理由(自由回答)を集計すると、「悪くなる」と思う理由では「物価上昇の継続・加速」(55.0%)、「良くなる」と思う理由では「希望的観測」(23.5%)がトップとなりました。いずれも女性を中心に高いスコアとなっており、前回に引き続き景気の好転に期待する一方、物価の上昇がそれ以上に重くのしかかり、来年の景気を悲観的に考える生活者が多いようです。

2026年にお金をかけたいこと
1位「ふだんの食事」、2位「旅行」、3位「貯金」。「貯金」などでは「今年お金をかけた」を上回る
- 「来年お金をかけたいもの(全25項目)」の上位は、「ふだんの食事」(23.1%)、「旅行」(22.5%)、「貯金」(19.0%)で、前回3位だった「ふだんの食事」が1位に浮上しました。- 1位の「ふだんの食事」は来年の意向が23.1%に対し、「今年お金をかけた」が39.1%で、来年の方が-16.0ptと下回っています。物価高の影響が広がるなか、来年も食という身近な分野で支出を抑制しながら、工夫して楽しんでもいきたいという、生活者の両方の気分がうかがえます。
- 3位「貯金」は「今年お金をかけた」を来年の意向が上回り、その差分は+4.2ptです。ほかにも、9位「老後の暮らしの準備」(来年8.4%、今年6.1%、差+2.3pt)で今年より来年が高く、長期的なお金の使い方や将来への備えに目を向ける姿勢も感じられます。
2026年の景況感(1)
今年の景気実感は「悪かった」が6割。来年の景気予想は「悪くなる」が5割弱で過去最大に
- 今年の「世の中の景気」実感は、「悪かった」が57.2%と、前回調査(52.0%)より+5.2ptとなり、前回までの減少傾向から転じて増加。
性別でみると、特に女性では、「悪かった」が63.4%と、男性(50.9%)に比べて、10pt以上高いスコアとなっています。
- 来年の「世の中の景気」予想は、「悪くなる」が45.2%と、前回(37.7%)より+7.5ptと増加し、2015年の調査開始以降の過去最大値となりました。また、「良くなる」(9.3%)は前回(10.8%)より-1.5ptでやや減少、「変わらない」(45.5%)は前回(51.5%)より-6.0ptと減少しています。
年代別でみると年代が上がるにつれて「悪くなる」のスコアが高くなっています(20代:37.4%→30代:42.3%→40代:46.6%→50代:47.8%→60代:49.5%)。
- 来年の景気予想の理由(自由回答)を集計すると、「悪くなる」と思う理由の上位は「物価上昇の継続・加速」(55.0%)、「収入の減少」(14.1%)で、「良くなる」と思う理由では「希望的観測」(23.5%)、「新政権・新政策」(14.4%)となりました。前回に引き続き景気の好転に期待する一方、物価の上昇がそれ以上に重くのしかかり、来年の景気を悲観的に考える生活者が多いようです。




2026年の景況感(2)
今年の家計状態は「悪かった」が5割。来年の予想でも物価上昇が影響し「悪くなる」が4割で過去最大に
- 今年の「自分の家計状態」実感は、「良かった」が11.0%(前回:12.1%)、「悪かった」が48.4%(前回:41.9%)と、前回から悪化しました。
「悪かった」のスコアは性別では女性(50.3%)、年代別では40代以上(40代:51.8%、50代:51.5%、60代:51.8%)で半数を超えています。
- 来年の「自分の家計状態」予想は、「良くなる」が11.5%で、前回(13.0%)より-1.5ptとなり、やや減少しました。また、「悪くなる」については40.3%で、前回(32.5%)より増加しており、2015年の調査開始以降の過去最大値となっています。
年代別でみると年代が上がるにつれ「悪くなる」のスコアが高くなっています(20代:28.8%→30代:37.1%→40代:40.8%→50代:44.6%→60代:46.9%)。
- 来年の家計予想の理由(自由回答)を集計したところ、「悪くなる」と思う理由では「物価上昇による出費増加」(49.3%)、「収入の減少」(31.9%)、「良くなる」と思う理由では「収入の増加」(29.5%)、「就職や転職などによる改善」(21.3%)がそれぞれ上位となっています。収入増の期待はあるものの、現実には「収入は据え置きのまま、物価だけが上がる」といった嘆きの声が多くみられます。




2026年 世の中の変化予想
今年の変化実感「多かった」と来年の変化予想「多くなる」はいずれも4割で、増加に転ずる
- 今年の「世の中の変化」実感は、「多かった」が38.8%で、前回(31.4%)より+7.4ptと前年までの減少傾向から転じて増加しています。また、「どちらともいえない」は48.1%で前回(55.9%)から減少(-7.8pt)し、「少なかった」は13.1%で、前回(12.7%)から微増(+0.4pt)しました。
性別でみると、特に女性では、「多かった」が42.3%と、男性(35.4%)より+6.9ptと高いスコアとなっています。
年代別でみると50代以上(50代:43.1%、60代:47.3%)で「多かった」が高いスコアとなりました。
- 来年の「世の中の変化」予想は、「多くなる」が38.8%と、前回(32.5%)より+6.3ptと増加し、こちらも前年までの減少傾向から転じて増加となっています。
年代別でみると、50代以上(50代:41.5%、60代:47.1%)で「多くなる」のスコアが4割を超えました。
- 来年「多くなる」と予想する変化(自由回答)をみると、「物価上昇の継続・加速」(32.1%)や「異常気象や災害の増加」(10.2%)など、ここ数年で加速した変化がさらに進むことを予測する声や、「外国人の増加」(8.7%)など、今年話題に上ることの多かったことがらが上位となりました。


2026年 世の中の変化予想

2026年にお金をかけたいこと
「来年お金をかけたいもの」の1位に「ふだんの食事」で、前回3位から浮上。2位「旅行」、3位「貯金」
- 「来年お金をかけたいもの(全25項目)」の上位は、「ふだんの食事」(23.1%)、「旅行」(22.5%)、「貯金」(19.0%)で、前回3位だった「ふだんの食事」が1位に浮上しました。
- 1位の「ふだんの食事」は来年の意向が23.1%に対し、「今年お金をかけた」が39.1%で、来年の方が-16.0ptと下回っています。物価高の影響が広がるなか、来年も食という身近な分野で支出を抑制しながら、工夫して楽しんでもいきたいという、生活者の両方の気分がうかがえます。
- 3位「貯金」は「今年お金をかけた」を上回り、その差分は+4.2ptです。ほかにも、9位「老後の暮らしの準備」(来年8.4%、今年6.1%、差+2.3pt)で今年より来年が高く、長期的なお金の使い方や将来への備えに目を向ける姿勢も感じられます。

“生活気分” 調査概要
生活者が予想する来年の景況感や生活気分、行動意欲などを時系列で比較する調査。
毎年秋に実施し、翌年の“生活気分”としてまとめています。
(2026年予想)
調査地域 全国11都市
首都40km圏、名古屋40km圏、阪神30km圏、札幌20km圏、仙台20km圏、新潟30km圏、金沢20km圏、静岡20km圏、広島20km圏、高松30km圏 、福岡30km圏
調査手法 インターネット調査
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,949人 女性1,951人
調査時期 2025年10月2日(木)~6日(月)
企画分析 博報堂生活総合研究所
実査集計 QO株式会社
(2025年予想)
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,943人 女性1,957人
調査時期 2024年10月1日(火)~4日(金)
(2024年予想)
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,943人 女性1,957人
調査時期 2023年10月2日(月)~5日(木)
(2023年予想)
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,940人 女性1,960人
調査時期 2022年10月3日(月)~6日(木)
(2022年予想)
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,949人 女性1,951人
調査時期 2021年10月1日(金)~4日(月)
(2021年予想)
調査対象 20~69歳の男女 3,900人 男性1,944人 女性1,956人
調査時期 2020年10月1日(木)~7日(火)
※調査対象、調査時期以外の調査設計は2026年予想と同じ
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