水道管の破裂により本島中南部の7つの市と町で発生した断水は26日午後2時までに全て解消しました。
いっぽう、南城市では依然として水が出にくい状況が続いていて県は引き続き節水への協力を呼びかけています。

24日未明、大宜味村でダムと浄水場を結ぶ県の水道管が破裂し、本島中南部の7つの市と町で断水が発生しました。

沖縄県によりますと、最大19万2000戸あまりに影響があったとみられています。

26日の朝までにすべての市と町で給水が再開されましたが、供給量を絞って給水している南城市と、配水池に十分な水の量が確保できなかった浦添市の一部の地域では26日も水の出にくい状況が続きました。

このうち、浦添市仲間の自治会館にはきょうも臨時の給水所が設けられました。

住民:
元栓開けたちょろちょろ濁り水が出たからそれ使わずに絞めて。公民館の方に水を貰いにいった。水がないとどうにもならないスーパー行っても水が売り切れていてしょうがないので

浦添市仲間に住む男性のアパートでは、午後1時半を過ぎても水は出ない状況でした。

男性:
今日の朝には直っているかなと思ったんですけどまだ昼以降も直ってないという状況ですね。昨日の夜からお風呂入れてないのでコンビニで制汗剤買ってやったりしてて早くお風呂入りたいなと

沖縄県企業局によりますと、浦添市は午後2時に全域で断水が解消され、給水所は午後4時をもって閉鎖されました。

いっぽう、南城市では現在も水の出にくい地域があるため、市では引き続き生活に支障のない範囲で節水への協力を呼びかけています。

玉城知事:
一部の地域では水道水が出にくい状況にあることから、企業局の緊急対策本部の体制は維持した上、引き続き対応にあたることといたしております。

午後4時過ぎに開かれた県の危機管理対策本部会議では断水による影響が報告され、浦添市の病院では25日夜、給水要請が出て給水車が対応にあたったということです。

また、学校では給食が提供されなかったり、給食の内容が変更となったりするなどの影響は幼稚園と小中学校あわせて90校にのぼったということです。

沖縄テレビ
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