熊本市内を中心に懸案となっている渋滞問題をめぐり、熊本県と熊本市のトップが再び会談を行いました。先月、新区間が開通した熊本西環状道路の効果についても意見が交わされました。

【大西一史熊本市長】「本当にご承知の通り、県民、市民の大関心事です」
【木村敬熊本県知事】「渋滞箇所が集中してしまう熊本市内の改善のため連携が必要不可欠です」

去年7月の初会談以降、熊本県と熊本市でともに取り組んでいる渋滞緩和への対策。非公開の会談後、熊本市の大西市長がまず語ったのは先月新区間が開通した熊本西環状道路についてでした。

【大西市長】「国道3号線の渋滞が緩和。西環状への新たな流れができている」

熊本市は新区間開通から1週間後の調査で一定の効果を確認したとしていて今後具体的な調査を実施する方針です。

一方、木村知事が指摘したのはこちらの道路の問題。
【木村知事】「もう一つの大きなボトルネックは何かというと『第二空港線』の混雑。今回新たに益城町や県警を巻き込んでしっかりとした対策を練っていくことで合意した」

渋滞が慢性化している第二空港線・熊本益城大津線の交差点改良などへ県・市・益城町・県警が一体となって取り組むと明らかにしました。

さらに去年、県・市の職員と民間企業にも呼びかけ時差出勤などを推進した『オフピーク通勤』について1万人を達成したことが報告され、今後も参加企業を増やす取り組みを進めることで合意しました。

テレビ熊本
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