11月21日から出荷が始まる鳥取県西部のブランド白ネギ「伯州美人」の出荷基準を確認する目合わせ会が米子市で開かれました。
鳥取県西部で栽培されているブランド白ネギ「伯州美人」。
通常のネギに比べ、白い部分が太くて柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
20日は21日から出荷が始まるのを前に米子市のJAの施設に生産者などが集まり、出荷基準を確かめました。
2025年は夏の猛暑の影響が心配されましたが、生産者が水の管理などに気を配ったことから例年どおり、甘く仕上がったということです。
雪や風に弱い「伯州美人」は、通常のネギと比べて栽培が難しく、一時、生産者が大きく減少しましたが、JAなどが中心となり2022年から後継者の育成や栽培技術の向上などに取り組みはじめ、今シーズンの生産者は17人と昨シーズンと比べて6人も増えました。
JAとっとり西部伯州美人研究会・松尾敏正会長:
鳥取西部のオリジナルで、これは絶えさせてはいけないと強い思いで少ない人で維持してきた。やはり天ぷら。私は一番おいしいと、心も体も温まってもらいたいです。
JAでは2026年2月末までのシーズン中、地元・鳥取西部や関西地方に出荷し、過去最高の約930万円の売上げを見込んでいます。