霧島市の山中で死んだ野生のイノシシが見つかった問題で、国による確定検査の結果、豚熱に感染していたことが19日午後10時すぎ、判明しました。
県によりますと17日霧島市霧島田口で、住民が死んでいる野生のイノシシを見つけました。
その後、県が行った遺伝子検査で豚熱ウイルスの陽性が判明し、国による確定検査の結果、19日夜、豚熱感染が正式に確認されました。
県内で豚熱が発生したのは、1985年に旧大口市の養豚場で確認されて以来で、野生のイノシシでは県内で初めての豚熱の感染事例となります。
県は20日午後に、緊急の防疫対策会議を開催予定ですが、これまでに、イノシシが見つかった地点から半径10キロ圏内にある県内の10の農場で異常は見つかっていないということです。