「縫い目から出てくるのは羽毛の切れくずであることが多いです。ガムテープなどを貼って優しく抜き取ればOKです」
指で抜こうとすると、まだ表面に出てきていないダウンまで抜き取ってしまう可能性があるので避けた方が安心だ。
「余談ですが、最近では糸で縫う代わりに熱圧着などで水を入りにくくしたり、ダウンの偏りを防ぐ製品も多く販売されています。縫い目から羽毛が出ないというメリットがありますが、圧着された部分は次第に剥がれてしまうこともあります。それぞれの特徴を理解して選ぶといいでしょう」
取った後は生地を揉む
では、フェザーが生地から出ている場合はどうだろうか。
ダウンは柔らかいので、生地から出てくることはほとんどない。一方でフェザーは、硬い羽軸が生地の繊維と繊維の隙間から出てくる場合が大半だという。
「引き抜いてしまうと、静電気によって中の羽毛が一緒に抜けてきてしまう可能性もあります。無理に抜かずに出ている箇所の裏側からフェザーをつまんで、中に引き戻してください」
フェザーの羽軸は極めて細い。そのため、出てきた部分には目に見えないほど小さな隙間が開いていて、放置すると同じ箇所からまた抜けてきてしまうという。
「フェザーが出てきた箇所の生地を指で挟んで軽く揉んでみてください。広がった繊維が元の状態に戻って、フェザーが抜けにくくなるでしょう」
