陶芸の世界を第一線の陶芸家から直接学ぶ特別授業が11月12日に鳥取市であり、生徒たちが「本物」を体感しました。
陶芸の授業を受けたのは鳥取市の北中学校1年生8人で、12日は鳥取市在住の陶芸家で県の無形文化財保持者にも指定されている「因州・中井窯」の坂本章さんが先生役を務めました。
授業では、坂本さんが実際にろくろを回して器を作り、陶芸について説明。
そして生徒たちは、粘土を使って「手びねり」で器作りに挑戦しました。
生徒たちは、なかなか思い通りの形にならない粘土に悪戦苦闘しながらも坂本さんのアドバイスを受けながら、自分だけのオリジナルの器を作り上げていきました。
生徒:
初めてやったので楽しかったけど難しかった。焼き上がりがとても楽しみです。
生徒:
茶道部なので抹茶飲むのに使います。
因州・中井窯 坂本章さん:
ものづくりの楽しさ、難しさというものを楽しんでもらえたらいいと思う。すぐに形ができるものではないので、こういう焼き物って簡単にできないんだなってということがわかってくれただけでも十分。
この授業を企画した県では、こうした「本物」に触れることを通して伝統文化への理解を深めてもらえればとしています。