しまね海洋館アクアスが12月4日、2024年に生まれた2頭のシロイルカの最新の成育状況やこれまでの成長の軌跡について説明しました。

アクアスでは2024年、2頭のイルカからそれぞれ子どもが生まれ、子育て中の様々な困難を乗り越えて、2025年10月から2頭そろっての一般公開を始めています。

アクアスは、現在、2頭の名前を公募していて、2026年1月の発表を控えるなか、出産から現在に至るまでの経緯や、そこから得られた知見について広く知ってほしいと記者会見を開きました。

2頭のうち、出産直後に母親が死んだ1頭は人工哺乳で育てられましたが、4人の飼育員が交代で昼夜問わず面倒を見たことや、固形の餌への切り替えに苦労したことなど、飼育に試行錯誤したエピソードを披露し、こうした経験がほかの水族館でのシロイルカ繁殖の手引きになればと話しました。

しまね海洋館アクアス・藤島伊吹さん:
「紆余曲折あって、今はあまり手がかかっていません。本当に(芸の)覚えが早く、いろいろなことを日々吸収して、成長に驚かされます」

2頭の名前の募集期間は12月15日までで、アクアスは2026年1月10日に発表することにしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。