沖縄県内では11日から台風や前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、各地で大雨となりました。本島地方では13日明け方まで土砂災害や低い土地の浸水などに警戒してください。

本島地方では台風周辺のあたたかく湿った空気や前線の影響で大雨となり、国頭村では11日午後6時までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降るなど、相次いで記録的短時間大雨情報が発表されました。

また、11日午前0時の降り始めから12日午前5時までの降水量は、久米島町謝名堂で347.0ミリ、国頭村奥で188.5ミリを観測しました。

2024年に大雨により氾濫した国頭村の比地川では11日夕方、一時護岸までの水位が1メートル70センチほどまで上がりましたが、住民や住宅などへの被害はなかったということです。国頭村と東村に出されていた土砂災害警戒情報は解除されましたが、現在も大雨警報が発表されています。

本島地方では13日にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、12日は多い所で1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みです。13日明け方にかけて土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、河川の増水などに十分注意してください。

先島諸島でも14日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。13日は高波に警戒してください。なお、台風の進路等によっては13日は暴風となるおそれがあります。

沖縄テレビ
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