能登で40年にわたり演劇を通した交流を図り、能登半島地震後は富山を含めた被災地の復興に思いを寄せていた俳優、仲代達矢さんが92歳で亡くなりました。
今年8月にBBTが制作・放送した「92歳、仲代達矢を生きる。」では、石川県七尾市の能登演劇堂が地震で被害を受け、延期されていた公演に臨む仲代さんの姿を納めました。
仲代さんは40年前から能登で俳優の合宿を続け、今年5月から6月にかけてのロングラン公演で力強く生きていく反戦劇の主役を務め、能登半島地震で被災した人たちにエールをおくりました。
名だたる黒澤映画やテレビドラマ、舞台などで活躍する一方、能登を拠点に地域と一体となった演劇活動や後進の育成に務めた70年の役者人生。仲代達矢さん、92歳の生涯に幕です。