韓国の小学校で、無断早退しようとした3年男子児童が、制止を試みた教頭に暴言を吐き続け、頬をたたき、顔に唾を吐くなどの暴行を加えた。事態を重く見た学校側が、その様子を撮影した映像を公開したことで、波紋を広げている。

男子児童「お母さんに言いつけますから！！」

韓国の小学校で3年の男子児童が無断早退を注意する教師に悪口を浴びせ、暴行を加えた際の様子を捉えた映像。

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小学校の廊下を走り回り、手に持ったカバンで男性教師を殴る男子児童。さらに、廊下にあった傘を、教室の窓に叩きつけた。

事態を重く見た学校側が、映像の公開に踏み切る異例の事態となっている。

女性：
ごめんなさいと謝ったら許してあげるから。
あなたが友達に悪口を言って、先生を殴ったでしょう。

男子児童：
わかったから、ちょっと静かにして…。
お母さんに言いつけますから！！

男子児童「ビンタしたよ。お前は刑務所へ入れ」

男子児童は授業中にクラスメートの悪口を言うなど騒ぎを起こしました。

その後、無断で早退をしようとする男子児童の前に、教頭が現れると、その頬を何度も叩く。

教頭：
いま叩いたのか？
男子児童：
ビンタしたよ。お前は刑務所へ入れ。刑務所へ行け。

問題行動はこれにとどまらない。

男子児童：
つばを吐いた！

教頭の腕に噛みつき、顔につばを吐きかけたのだ。

学校に呼ばれた母親は学校の管理責任を訴え、不当な指導や児童虐待にあたると主張。一方の学校側は男子児童を10日間の出席停止処分とした。

韓国のSNSでは、「こんな子どもは退学させるべき」「子供をこんな風に育てた親の児童虐待だ」など保護者に対する非難の声が噴出している。

学校関係者は「教員への暴行が深刻な犯罪であることを社会的に認識するよう親を告発し、厳重に処罰すべきだ」と主張している。
（「イット！」 6月6日放送より）