11日も富山県内でクマの目撃や痕跡の発見が相次ぎました。
今年の目撃件数は10日までに843件と、過去10年で2番目に多くなっています。

富山市が設置したAIカメラが捉えた映像には11日午前2時50分ごろ、成獣のクマ1頭が映りました。
エサを探しているか口を動かしていました。

富山市のAIカメラは大沢野地区の国道41号近くの茂みに設置されていて、近くには、大沢野行政サービスセンターや大沢野小学校があります。

このカメラにクマが映るのは先月から6回目で、市は防災無線などで周辺住民に注意を呼びかけています。

また上市町では、午前10時半頃に白萩西部小学校のグラウンドで1頭の子グマのものとみられる足跡が確認されました。

足跡はグラウンドの中央から校舎から離れるように20メートルにわたり、複数確認されました。

*中崎章子教頭
「足跡の方向から考えてあっちの方に移動したのかと思う。とてもびっくりしているが近所でもフンや痕跡が見られているので本当に心配している」

学校では10日は振替休日だったことから、クマが9日から10日にかけてグラウンドに侵入した可能性があるとし、当面の間グラウンドでの活動を取りやめるとともに、保護者が児童の送迎することにしています。
(富山テレビ放送)
