鳥取県米子市で11月11日にお披露目された自動運転バス。

BOLDLY エンジニア・宮田昴矢さん:
「最先端の自動運転ってこんなにすごいんだと、まちがいなく思っていただけると思います」

地方にとって大きな課題となっているバス運転手の人手不足。
課題解決の「鍵」として米子市は期待を寄せています。

米子市が導入を進めている自動運転バス。
11日からテスト走行が始まるのを前に、伊木市長などにお披露目されました。

米子市・伊木市長:
「広々として」

初めて車両を見た伊木市長も期待します。

米子市・伊木市長:
「写真で見るとこじんまりとした感じで小さいかなと思ったんですけど、実際に見ると意外と広くて」

使用されるのは、定員11人の小型タイプの車両。
車両の前後などに「LiDAR」と呼ばれるレーダー式のセンサーを搭載、車体に取り付けられた13個のカメラと合わせて、人や車の姿や距離などを認識します。

地方にとって大きな課題となっている運転手不足。
その解消に向けて、米子市は市の中心部を走る路線などで、特定の条件の下で無人走行が可能な「レベル4」の自動運転バスの導入を目指しています。

米子市・伊木市長:
「地域の公共交通を充実させようと思いましたが、なかなかうまくいきませんでした。その大きな解決策となるのが自動運転だと思います。安全というものにしっかりと関心をもちながら実証実験に向かっていきたいと思います」

市はテスト走行を11日から始め、12月22日からは米子駅前と鳥大附属病院の間で、緊急時対応のため運転手が乗車する「レベル2」で実証運行を行う計画です。

実証運行は2026年2月27日まで行われ、一般客の乗車も可能だということです。
2025年度分の総事業費は3億3750万円で、国が80%を補助しています。

米子市は、今回の実証運行の結果をふまえて、2026年度中に「レベル4」での実証運行を実施したいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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