10月から、岡山県内で息子をかたるオレオレ詐欺が急増していることを受け、岡山県警は11月11日、特殊詐欺緊急特別警報を発令し、県民に注意を呼びかけています。
岡山県内では10月末までに246件の特殊詐欺が発生していて、被害総額は約10億1600万円に上り、2016年以降、最悪となっています。その半数が息子を名乗る男から「税金の滞納があり、金を貸してほしい」などの電話があり、現金をだまし取られるオレオレ詐欺ということです。
オレオレ詐欺による被害は10月だけで22件確認されていて、被害の急増を受け、警察は11日、特殊詐欺緊急特別警報を発令しました。22件の被害者全員が70歳以上の高齢者で、犯人からの最初の接触は全て自宅の固定電話ということです。
警察は、防犯機能付き電話の導入や留守番電話機能の活用、家族で事前に合い言葉を決めておくなど、対策を徹底するよう呼びかけています。