アメリカのブッシュ政権で副大統領を務め、イラク戦争などを主導したディック・チェイニー氏が3日、亡くなりました。
84歳でした。
複数のアメリカメディアによりますと、チェイニー元副大統領は3日、肺炎や心臓疾患による合併症で亡くなりました。
チェイニー氏は、イラク戦争を強硬に推進するなど2001年9月のアメリカ同時テロ以降のブッシュ政権の外交政策に大きな影響力を行使し、「史上最強の副大統領」とも評されました。
チェイニー氏の死去を受け、ブッシュ元大統領は声明で「国家にとっての損失だ」と悼んだうえで「歴史は彼を同世代の最も優れた公僕の1人として記憶するだろう」と述べ、別れを惜しみました。