10月29日未明、福岡・みやこ町で、弟をナイフで刺して殺害しようとした疑いで49歳の男が逮捕された。男の自宅では母親も血を流して亡くなっていて、警察は殺人の疑いでも調べる方針だ。

「兄弟げんかが起きて血が出ている」

殺人未遂の疑いで逮捕、送検されたのは福岡・みやこ町のパート従業員、井田徹容疑者(49)。事件が起きたのは10月29日未明だった。

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「兄弟げんかが起きていて血が出ている」という110番通報。

みやこ町の自宅で、47歳の弟をナイフで刺して殺害しようとした疑いが持たれている井田容疑者。手にけがを負った弟は、命に別条はなく、兄の井田容疑者は調べに対し容疑を認めているという。

現場に駆けつけた警察官が自宅内を確認したところ、部屋の一室で兄弟の母親の井田てる子さん(73)が、胸から血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。

事件の後に、被害に遭った弟と話したという親族は「弟は、お母さんの声が『ギャー』て聞こえたから、急いで起きて、お母さんの部屋に行ったら、お母さんが刺されていた、お兄ちゃんが刺したというようなことを言っていた…」と話す。

家族に一体、何があったのか。警察は、井田容疑者が母親を殺害した疑いもあるとみて詳しく調べを進めている。

(テレビ西日本)

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