静岡県浜松市の民家で3年前、祖父母と兄を殺害した罪に問われている元警察官の男に二審も懲役30年の実刑判決を言い渡しました。
山田悠太郎被告は、2022年、静岡県浜松市の民家で祖父母と兄をハンマーで殴るなどして殺害した罪に問われています。
一審の静岡地裁浜松支部は「別人格による犯行で行動を制御する能力が低下していたが犯行前後に連続性がある」として、山田被告の完全責任能力を認定しました。
一方で「幼少期からの虐待が動機で、 同情できる点もある」として検察側の無期求刑に対し懲役30年を言い渡していました。
山田被告側は不服として控訴しましたが、二審の東京高裁はきょうの判決で控訴を棄却し、一審に続いて山田被告に懲役30年を言い渡しました。