ローリングストックで普段も役立つ

被災後から、わが家はペットボトルのお茶や水を箱買いするようになりました。なぜなら、防災用だけでなく、日常生活でもペットボトルのお茶や水があれば色々な場面で活用できるからです。

わが家では、水とお茶約100リットルをローリングストックしています
わが家では、水とお茶約100リットルをローリングストックしています

・長時間の外出に水筒と合わせて持ち歩ける
・急な来客でもお茶がパッと出せる
・フタ付きなので倒れてもこぼれない
・お茶を作り忘れた時も安心
・ちょっとしたお礼に渡しやすい
・子どもの習い事の差し入れに

ペットボトルのお茶や水を日常の色々な場面で活用することで、ローリングストック(買って・使って・買い足して)も自然とできるようになりました。

備えは大切ですが、被災した直後は防災グッズを買いすぎてしまいました…
備えは大切ですが、被災した直後は防災グッズを買いすぎてしまいました…

「災害への備え」というと、特別なことをするイメージがありますが、どこでも買えるペットボトルがあるだけでも防災力は上がります。また、西日本豪雨による約1カ月の断水中は、食器を洗えずに困りましたが、ペットボトルなら使い捨てできるので衛生面でも安心。

簡単に、お金をかけずに防災力を上げることができる「ペットボトル」。いざという時のために、数本だけでも備えておきましょう。

川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

川崎みさ
川崎みさ

1985年生まれで広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックを発信する。
産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、「親としての覚悟と準備の足りなさ」を自覚し、災害への備えを考えるようになる。海上保安庁を退職後に「災害について多くの人に考えてもらえるキッカケになれば」と、防災についての発信や、防災教室を開催している。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むこと。