貿易収支が9期連続の赤字となりました。
財務省が22日発表した2025年度上半期の貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆2238億円の赤字となりました。赤字は9半期連続です。
地域別ではアメリカ向けの輸出額が前の年の同じ時期に比べて10.2%減少し9兆7115億円となり、9半期ぶりのマイナスとなりました。
このうち自動車は22.7%の大幅減でアメリカのトランプ政権による関税率引き上げの影響とみられています。
一方、9月の貿易収支は2346億円で3カ月連続の赤字となりました。
アメリカ向けの輸出額は13.3%減少し6カ月連続のマイナスとなりました。
なかでも自動車が24.2%の大幅な減少となり、アメリカの関税措置の影響が続いています。