次は「目標に頑張ってきた」という初めての全日本ジュニアの舞台へ。練習中の3回転3回転の投入も見据え、ショートで披露するのは『New York New York』。天性の華のある演技に注目だ。

ノービスA男子表彰台(全日本ノービス)
ノービスA男子表彰台(全日本ノービス)

【ノービスA男子】
1位 佐久間 陸(福岡オリエンタルバイオアカデミー)111.80点
2位 日髙 晴久(MFアカデミー)109.30点
3位 木村 碧一(埼玉アイスアリーナFC)99.01点
4位 デイリー スカイラー海聖(神戸クラブ)95.36点

歴代2位の高得点で宮﨑花凜が優勝

ノービスA女子は、上位3名が全日本ジュニアへの推薦出場が決定した。

演技後、ガッツポーズを見せた宮﨑花凜(全日本ノービス)
演技後、ガッツポーズを見せた宮﨑花凜(全日本ノービス)

優勝は宮﨑花凜。2021年に島田麻央が記録した120.03点に次ぐ、全日本ノービスA女子歴代2位の112.25点をマークした。

冒頭の3回転フリップ3回転トーループのコンビネーションを完璧に決めGOE(出来栄え点)1.59をもらうと、その勢いのまま3回転を5種類組み込んだ高難度の構成をノーミスで滑り切った。

ステップシークエンスでは手拍子を力に継続の『アメリ』に乗せ、キレキレのダンスで会場を沸かせた。ノービスBでも同大会で優勝経験のある宮﨑が、ラストの全日本ノービスで有終の美を飾った。

歴代2位の高得点に喜ぶ宮﨑(全日本ノービス)
歴代2位の高得点に喜ぶ宮﨑(全日本ノービス)

目標にする選手像は「自分にしかないところを磨いて見ている人を笑顔にする選手」。

去年の全日本ジュニアは、ショートでノーミスの演技を披露し、ノービスからの推薦選手ながらフリー後半グループ入りを果たしている。