長崎市内の各地で秋祭り「郷(さと)くんち」が開かれています。
江戸時代から続く矢上くんちでは、2つの踊町が伝統の浮立を奉納しました。
朝、境内に響くシャギリの音。
矢上神社、伝統の秋祭り「矢上くんち」です。
毎年10月17日に東長崎の8つの地区が4年に一度、持ち回りで踊りを奉納しています。
かき道地区が奉納したのは約200年前に伝えられた雨乞いや豊作を願う「かき道本浮立」です。
鬼の面を被った「ささら」が邪気を払います。
かき道地区さらら 近藤 司 さん
「やっと終わった」
「五穀豊穣が目的なので頑張ろと思って(奉納した)」
「じいじが大好きなのでお面を取ったら(子供が)笑顔になると思う」
続いては、間の瀬地区の「猿浮立狂言」です。
室町時代に始まったとされ、伝統を今も忠実に守っています。
長崎県指定の無形文化財です。
岩山に隠れていた3匹の猿、演じるのは小学5年と2年の3人兄弟です。
猿役(小学2年生)松尾 悠生 くん
「拍手をいっぱいもらえてうれしかった」
猿役(小学2年生)松尾 琉生 くん
「緊張した」
「いいくんちにしたい」
★見物人(夫が出演)
「7年前も見たけど、それよりも成長していたと思う」
★見物人(夫が出演)
「とても迫力があって、かっこよかった」
「伝統を受け継いでいく大事なくんちだと思う」