「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から37年前の1988年10月17日、広島駅にヨーロッパの「オリエント急行」がやってきました。
広島駅の操車場に優雅な姿を見せたオリエント急行は鉄道イベントのためパリから走らせてきたものです。
ベルリン、モスクワ、北京、香港と1万5000キロを走破。山口県下松市に陸揚げされたあと、日本国内を走らせるため台車の交換が行われました。
オリエント急行はアガサ・クリスティの小説などでも有名ですが、1883年に、パリとイスタンブールの間で初めて運行された歴史ある豪華列車です。
13両編成の車両を日本で走らせるため全国800カ所で線路の改良工事も行われました。
オリエント急行はこの年、開通したばかりの瀬戸大橋を渡るなど日本を一周。
その華麗な姿で全国の人々を楽しませました。