新たな政権の枠組みをめぐり自民党と日本維新の会による政策協議が加速する中、国民民主党の榛葉賀津也 幹事長は10月17日、「無理やり今の段階で完全な過半数の連立を組むことに私はあまり意味を感じていない」と述べました。
17日の定例会見に臨んだ国民・榛葉幹事長は、21日に行われる首相指名選挙について対応を玉木雄一郎 代表に一任することが決まったとした上で、「週末の動向を見ながら、最終的にどういう投票行動をするのか、私の中では玉木以外の名前を書くことは想定していないが政治は生き物なので冷静に見守っていきたい」と口にしました。
新たな政権の枠組みをめぐり、連日各党による協議が活発化していますが、榛葉幹事長は「公明党が連立離脱したことで、我々は無理やり入り口から数を合わせる必要はない」との認識を示し、「予算や法案ごとに協力する時は協力する。無理やり今の段階で完全な過半数の連立を組むことに私はあまり意味を感じていない」と話しています。
一方で「政治の安定は大事だと思っている」とも述べました。
その上で「国民の民意に応える政策実現のための枠組み」が求められていると指摘し、「仮に過半数ない少数与党であっても、理解ある・心を同じくする野党と信頼醸成することで、国会の中の議席は過半数ないけれど、実は安定政権になるということもある。安定政権にするためにはたった1つ、国民が望んでいる政策を実現すること、それは手取りを増やすということ」として、ガソリン税の暫定税率の廃止や年収の壁の引き上げが実現すれば政権を支える考えを明らかにしています。