10月17日は夏に逆戻りしたような1日でしたが、これからの時期に食べたくなるのがおでんですよね?しかし、ダイコンなどの具材の価格高騰が続いていて、関係者が頭を悩ませています。

17日の静岡県内は高気圧に覆われて晴れ、最高気温は松崎で29.2℃、静岡で28.5℃など真夏日に迫る暑さとなったところもありました。

しかし、来週は曇りが続き、平年よりも気温が低い日もある見通しです。

落合健悟 記者:
やっぱり冬と言えばおでんですよね。アツアツで美味しいです

こちらはアツアツのおでんを看板メニューとして1年中提供している浜松市の居酒屋です。

居酒屋やす・店主 寺田靖さん:
(Q.一番人気の具材は?)ダイコンです。これを楽しみに来てもらっている

しかし、人気のダイコンのほか、たまごや練り物など、おでんの具材がここ数年値上がりを続けているといいます。

居酒屋やす・店主 寺田靖さん:
高いからとたまごや主役の具材を外すわけにはいかないので、なるべく値段はこのままで違う工夫を。平日にランチを始めたり、ちょっとした経費を削減したり、その辺でいまは対応している

東京都内の老舗のおでん専門店では…。

後藤蒲鉾店・後藤直美さん:
ダイコンは小ぶり。大きいのが出てこない。いきなり小さくなるとお客さんも「えっ」という感じで(驚く)

2025年のダイコンは猛暑などの影響で“小ぶり”。

その上、仕入れ値は例年の2倍ほどに跳ね上がっていて、店からは悲鳴が上がっていました。

湖西市のスーパーでは…。

落合健悟 記者:
野菜売り場にやってきました。あ、ダイコンありましたが、カットされているものしか売り場に並んでいません

この日、売られていたのは1/3にカットされたダイコン。

しかし、こちらも値段はお高めです。

買い物客:
(Q.値段が1/3で140円)1本にしたらいくらになる?420円ではありませんか。とても1本は買えない。1/3で結構

店によると、最近はダイコン1本あたり400~500円程。

客が手に取りやすいようにカットした状態で販売をしています。

価格高騰の原因は暑さによる収穫量の減少だといいます。

かきこや仲町店・宮田桂一 店長:
夏の猛暑の影響が非常に大きく、ダイコンに限らずいろいろな野菜が高騰している。これから地元の野菜がダイコンもかなり出てくると思うので、11月、12月になれば段々(値段が)下がってくると思う

ただ、たまごはしばらく高止まりが続く見通しです。

食卓に押し寄せる値上げの波。

少しでも収まることを願うばかりです。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。