石破首相の次の首相は誰になるのか?日本維新の会・吉村代表の自民への議員定数削減要請で再び混とんとしています。

17日午前、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談し首相指名選挙を21日にすることで合意しました。

石破首相の次の首相は誰になるのか。

目まぐるしい協議が続いています。

急接近しているのが自民党と日本維新の会。

維新が首相指名選挙で自民に協力すれば、高市総理誕生の公算が大きくなります。

維新の吉村代表が絶対条件として挙げているのは国会議員の定数削減です。

日本維新の会・吉村洋文 代表
絶対条件は議員定数の削減だと思っている。維新も実はそこが改革の原点で、僕たちはそこでやってきたので、ここは非常に重要だと思う。議員定数削減を臨時国会、つまり来月にやる、12月中にやると決断できないなら他の改革もできない。

フジテレビの番組に出演した吉村代表は「できなければ連立も合意もしない」と明言。

自民党県連の井林会長は「協力関係は進む」との考えを示しました。

自民党県連・井林辰憲 会長:
企業団体献金は地方議員、とりわけ私たちにとっては死活問題。それ(廃止)は受けられないということ。ただ(議員)定数削減ついては議論の余地はあると思う

一方、立憲民主党県連の源馬代表は。

立憲民主党県連・源馬謙太郎 代表:
今の自民党がのめるような条件とは思えないので、まずその行方を見守りたい。仮に(自民・維新が)連立政権なら私たちは明確に中道改革路線、自民党とは違う政治をやっていくという路線で違いがよく見え、論戦がかみ合ってくるのでは

また、首相指名選挙を念頭に自民や立憲・維新とも政策協議をしている国民民主党。

榛葉幹事長は自民と維新の交渉の推移を「注視したい」と話した上で、「国民民主が連立政権に入る意味を感じない」と話しています。

国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
自・公が分かれてもこの合意(3党幹事長合意)は生きていると担保が取れたから、それをしっかりやるために協力する時は協力する。無理やり今の段階で完全な過半数を超える連立は意味を感じていない。ただ、維新は入られるというので我々はそれを注目している。我々も政治の安定は必要だと思うし、憲法観・安全保障それにエネルギーの安定供給を共有する維新と自民が連携することは決して悪いことだとは思わない

そして午後3時、3日連続となる自民と維新の党首会談が始まりました。

1時間以上にわたった17日の政策協議。

その行方は…。

日本維新の会・藤田文武 共同代表:
大きく前進したと受け止めています。すべての項目の解釈・期日も含め最終の調整の詰めを行っていく。

-(議員削減で)方向性が合っているということ?

なかなか難しいですが、それは最終的な答えを見ていただきましょう

自民党・小林鷹之 政調会長:
協議全体として見た時には大きく前進したと捉えています。

-前進したが合意には至っていない?

まだ至ってはいませんが、残されたところを限られた日数でしっかりと詰め切っていきたいと考えています

テレビ静岡
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