10月16日(水)、第78回秋季北海道高等学校野球大会の準々決勝が大和ハウスプレミストドームで開催されました。第3試合では、同大会で共に5回の優勝実績を誇る駒大苫小牧高校と北照高校が対戦しました。
試合序盤、駒大苫小牧は村田煌翔、北照の島田爽介の両先発が好投し、投手戦の展開となりました。しかし、4回に試合が動きました。
駒大苫小牧はヒットと進塁打で二死三塁とし、この日初めて得点圏にランナーを進めました。6番・石村剣士朗がライト線へタイムリースリーベースヒットを放ち、1点を先制しました。
5回まで2安打に抑えられていた北照は6回表、先頭島田と堀井一護のヒットで一死一、三塁のチャンスを迎えました。森寅能のピッチャーへゴロの間に三塁ランナーが生還し同点。さらに満塁からワイルドピッチで2者が生還し、3-1と逆転しました。
9回裏、駒大苫小牧は二死二塁からから渡邉羚生がセンター前タイムリーを放ち、3-2と1点差に詰め寄りました。しかし、なおも一、二塁と攻め立てたものの、反撃は及ばず、北照高校が3-2で勝利し、ベスト4に進出を決めました。
北照高校の上林弘樹監督は連投の島田投手について「中盤まで球数が増えてなかったのと、それ以上に気持ちが入っていた」と9回完投させた理由を説明しました。また、「自信をつけたというか、僕らもわからない短期間の成長を見ているのが本当に楽しい」と夏から秋にかけてのチームの成長について語りました。
第1試合 白樺学園 1-0 士別翔雲
第2試合 立命館慶祥 5-4 札幌日大
第4試合 旭川実業 9-8 紋 別