北九州市(福岡県)は16日、ほどなく市の人口が90万人を割り込むことを見据え、人口減に歯止めをかける方策として子供の学力向上を図る方針を示しました。

北九州市の武内市長は市の人口が9月時点の推計で90万494人となり、市制発足以来初めての90万人割れが目前に迫っているとの認識を示しました。

市の人口は高齢化の進行で減少が続いていますが、出生率は8年連続で政令市トップとなっています。

こうした中、武内市長は人口減対策の1つとして全国平均を下回っている子供の学力向上に力を入れ、子育て環境のさらなる向上を図る方針を示しました。

市と教育委員会は学習状況に応じたAIの活用や読書の強化体験学習などを通して子供の学びを支えるとしていて、雇用や医療面の対策も合わせて人口減に歯止めをかけたい考えです。

テレビ西日本
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