火災現場から現金を盗んだ罪に問われている“火災捜査のエキスパート”として知られた、警視庁捜査一課の警部だった男に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡されました。
火災捜査担当の係長だった政野亮二被告(51)は2022年から2025年にかけて住人が死亡した3件の火災現場からあわせて約640万円を盗んだ罪に問われています。
16日の判決で東京地裁は「立場を悪用し、金欲しさに犯行に及んだ」と指摘した上で、「警察に対する信頼を失墜させた」と非難しました。
一方で、「遺族らに被害額に相当する示談金を支払っている」などとして、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。