富山市は来月、大山地域を対象に、これまで「燃やせるごみ」として処理していた汚れが残るプラスチック容器を「プラスチック資源」として回収する実証事業を実施する。15日に行われた富山市の定例会見で藤井市長が発表した。

汚れたプラスチックも「資源」へ


現在、富山市では水洗いしても汚れが落ちない調味料などのプラスチック容器は「燃やせるごみ」として回収している。しかし実証事業では、こうした汚れが残るプラスチックごみも「プラスチック資源」として回収し、リサイクルすることを試みる。

この取り組みは来月1カ月間、大山地域限定で行われる。市は実証事業を通じて、汚れがあるプラスチックごみをリサイクルした場合、どの程度資源化できるかを調査する。
燃やせるごみの削減も目指す

富山市はこの取り組みによって、プラスチックの資源化率向上だけでなく、燃やせるごみの量を減らすことも目指している。
実証事業の結果次第では、将来的に富山市全域でのプラスチック資源回収の拡大につながる可能性もある。