15日も富山市の住宅街でクマの痕跡が相次いで見つかりました。
高校の通学路となっている場所で、市は注意を呼びかけています。

*リポート
「家が立ち並ぶこちらの道路にクマの糞と思われるものが落ちています。カキの種のようなものも含まれています」

15日午前7時40分ごろ、富山市小杉で「クマの糞のようなものがある」と住民から通報があり、その後、市の職員などがクマの糞であることを確認しました。
糞が見つかったのは、富山地方鉄道不二越上滝線の上堀駅から500メートルほどのところにある住宅街で、近くには県立富山南高校があります。

*周辺住民は
「通学路なんですよね。高校生の方も結構通る。今、日暮れが早い。いつ(クマが)出るか分からないので怖い」

「(クマの出没は)初めて聞いた。後から買い物に行こうと思っていた。やめておかないとダメ。」

Q.この辺りでクマは出る?
「出たことがない。これ(クマの糞で)間違いない」
富山南高校では外での体育の授業を取りやめ、部活動も原則禁止としました。
このほか、14日は、富山市の上滝中学校の近くで道路を走るクマの姿が目撃され、15日は大沢野地域でクマの出没情報が相次ぎました。
富山市は、クマの出没範囲が徐々に市街地へ近づいているとして、注意を呼びかけています。
