仙台市内に住む40代の女性が、警察官を名乗る男に「あなたは犯罪に加担している」などと言われ、現金約300万円をだまし取られた。

警察官を名乗る男からの電話

詐欺にあったのは、仙台市太白区に住む会社員の40代の女性。

警察によると、10月13日、女性の携帯電話に岐阜県警の警察官を名乗る男から電話があり、「あなたの名義で口座が作られている」「この口座が詐欺に使われている」などと言われた。

LINEのビデオ通話で逮捕状を…

その後、別の警察官を名乗る男に電話がかわり、LINEのビデオ通話に誘導された。

ビデオ通話では偽の逮捕状を見せられ、「あなたは犯罪に加担している」「容疑を晴らすためには保有する資金を調査する必要がある」などと言われた。

話を信じた女性は、男に指定された銀行口座に現金約300万円を振り込んだ。

捜査で振込 絶対にない

その後、「再度別の口座を調査する必要がある」などと言われ、不審に思った女性が自ら警察に相談し、事件が発覚した。

警察は「警察官が捜査で金銭の振込を指示することは絶対にない」として、同様の詐欺に注意するよう呼びかけている。

仙台放送
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