宮城県気仙沼市の大谷海岸では、10月13日、花火まつりが開かれ、鎮魂と希望の祈りを込めたおよそ400発の花火が秋の夜空を彩りました。

気仙沼市の「大谷海岸花火まつり」は、東日本大震災で亡くなった人への鎮魂の思いなどを込めて東日本大震災の翌年から始まりました。

13日は、海岸の防潮堤や道の駅には大勢の見物客が訪れ、およそ400発の花火が打ち上げられました。

メッセージ
「天国に行った、みちよちゃんのお父さん、どうぞ見守って下さいね」

打ち上げの途中には亡くなった人への思いや感謝の言葉が読み上げられるメッセージ花火も打ち上げられました。

夏とは一味違う花火は、澄み切った夜空と海面を照らし出し、色鮮やかに大輪を咲かせていました。

訪れた人
「きれいだった。虹色の花火だった」
「海に映っているのが、すごくきれいで感動した」
「震災から時間は経っているが、こういうタイミングでいろいろ感じることができ、すごくよかった」

主催した実行委員会は、今後も花火まつりを続けていきたいとしています。

仙台放送
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