自転車の国際ロードレース『マイナビ ツール・ド・九州2025』大会最終日の13日は宮崎県と大分県を舞台に熱戦が繰り広げられました。フィニッシュ直前までもつれた勝負の行方は?
【実況】
「マイナビ ツール・ド・九州2025宮崎・大分ステージのスタート!」
力強い和太鼓の音とともにスタートを切った、89人の選手。
『マイナビ ツール・ド・九州2025』、最終日は宮崎県延岡市から大分県佐伯市までの約120キロでレースが繰り広げられました。
アーケードを含む市街地や勾配のきつい山道。
絶景を望む海沿いなど様々な表情を見せるこのコースで序盤・中盤と仕掛ける選手はいたものの、誰一人抜け出せないまま迎えた残り13キロ地点。
トレンガヌ・サイクリングチームのナバーロが、一気にスパートをかけます。
【実況】
「いいですよ、集中しているペダリングも力強い」
残り7キロ地点で後続集団との差は34秒と、独走態勢に入ったかと思われましたが…。
【実況】
「うわー、でもだいぶ(後続が)近くなってきた」「もしかしたら人生を変えるかもしれない(残り)4キロ」「ナバーロの目には何が映っている!」「これは捕まるのか、逃げ切れるのか!」「一気に詰まってきた…残り1キロ!」
逃げるナバーロに迫る集団。レースの行方は…。
【実況】
「一気に集団が来た!」「捕まるか!さらに昨日優勝したデポーテルも3番手あたりにいる!あー、ナバーロはここで捕まった…」「さあ来た、デポーテルが現在先頭か、デポーテルが先頭のまま行くのか!しかし後ろからムルブランも来ている!しかし外にはトタルもいる!ムルブランか、ムルブランだ!」
白熱のスプリント勝負を制したUCIワールドチームのXDS・アスタナ チーム、
へノック・ムルブランが優勝を果たしました。
そして、総合優勝にあたる個人総合時間賞には、福岡ステージを制したソリューションテック・ヴィーニファンティーニのキリロ・ツァレンコが輝きました。