13日はスポーツの日。熊本市東区のえがお健康スタジアムでは「パラスポーツフェスタくまもと」が開かれました。障がいがある人もそうでない人も参加可能なイベントで出場者は共にふれあいながら車いすでのジョギングを楽しみました。
午前11時から始まった開会式。
レース用の車いすに乗った小学4年生の篠田竜成くんが選手宣誓しました。
【熊本市在住・篠田竜成くん(小4)】
「僕たちは力いっぱい走ります」
そして約110人の選手たちがそれぞれの走力に合わせ750メートル・3キロ・5キロと3つのカテゴリーごとにスタートラインに立ちました。
使用する車いすは750メートルと3キロの部がいわゆる生活用。
5キロの部はレース用の車いすです。
えがお健康スタジアムを出発した出場者はサポートを受けながら外周を走行しました。
「頑張れ~!」
13日も30度を超え10月中旬とは思えない暑さとなりましたが、出場者は時折笑顔を浮かべながら自分たちのペースでコースを駆け抜けていました。
【3キロに出場 熊本市在住・ルイス千代子さん】
「(暑さの中)少しの風がさわやかで彼と『心地良いね』って。伴走してくれた山下さんですけど。とてもいい思い出になりました。義足で歩けなくなって車いすを
使うことになったんですけど『肩のトレーニングに良いかな』とかいろんな方向にプラス思考で頑張ってます」
【5キロに出場 熊本市在住・篠田竜成くん】
「楽しかったです。(レース用車いすは)1年くらい前から乗ってる。
上達するように練習をいっぱいして頑張りたいと思ってます」
秋空の下、力の限り走った出場者たち。
フィニッシュ地点は出迎えた家族らの歓喜であふれていました。