佐賀県警の科捜研で、7年間にわたり、不正なDNA鑑定が行われていた問題で、10日、県弁護士会が県警察本部に改めて第三者機関に調査の実施などを求める申入書を提出しました。

県弁護士会は10日、県警本部を訪れ、第三者機関による調査の実施を改めて求める申し入れを行いました。

申入書には、科捜研の元職員が実施したDNA型鑑定632件について、第三者機関の設置や警察庁の特別監察の終了を待たずに、不正行為の原因や改善策を公表するよう求める内容などが盛り込まれています。

このほか、不正行為によって、不利益を被っている可能性がある事件関係者への情報提供や謝罪についても求めました。

【県弁護士会・佐賀県警鑑定不正問題プロジェクトチーム半田望弁護士】
「DNA鑑定に対する知見のある方のご意見も踏まえた上で、このような問題があると、問題提起も含めてさせていただいたということになります。県民の声、あるいは専門家からの疑問に応えていただくように透明性のある内容や回答をいただきたいと常々思っております」

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