戦いの道具としてだけでなく、時代ごとに変化した日本刀の姿を伝える特別展が、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館で始まりました。
       
10日は、中村保博副知事らがテープカットして、特別展「一乗谷と戦国のかたな」の開会を祝いました。
 
会場には、鎌倉時代から江戸時代までの刀や、作り方などを解説した当時の書物、朝倉氏遺跡から出土した刀の持ち手や鞘を飾るための装飾品など約120点が並んでいます。
 
日本刀は元々は人を斬るための武器でしたが、やがて武家の格式や権威を表す象徴へと姿を変えました。
 
鎌倉時代に作られた太刀は、江戸時代には価値の高い骨董品として贈答用などに用いられました。持ち手部分に「一」が刻まれているのが特徴の一文字の太刀で、刀がほとんどすり減っていないため保存状態がかなり良く、国の重要文化財に指定されています。
  
特別展は11月24日までです。
         

福井テレビ
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