旬の味覚やオススメのグルメを紹介する新コーナー「タベタイ!」。
9日は秋の味覚を代表する『サンマ』です。不漁だったここ数年に比べ今年は豊漁で、食卓に並ぶ機会も増えそうですね。
しかも!ことしのサンマは脂がのっていて美味しいんだそうです!
そんな旬のサンマが「タベタイ!」。
魚津市にある「ケイソン北鬼江店」を訪ねました。
こちらは、サンマ漁船「第八珠の浦丸」など3隻の漁船で漁をしている漁業組合の直営店です。
この日もサンマが店頭に並び多くの人が買い求めていました。
*中島康成組合長
「昨年よりも組合としてサンマの水揚げは数量的にはたくさん揚がっている状況」
組合の代表理事、中島さんに、今年のサンマについてお聞きしました。
*中島康成組合長
「今年のサンマは太さ・大きさ・脂のり、まるで違います。今年のサンマは頭抜けて良い。脂ののりが最高です」
*中島康成組合長
「この大きいサンマは美味いですよ」
サンマを30匹購入した方にお話を伺いました!
*サンマを買いに来た客は
「これから友達や親戚にサンマを配る。今年はもう5回サンマを食べました。友達にあげたら『美味しい』というのでいろんなところにサンマを配っている」
*中島康成組合長
「1番美味しい食べ方は『塩焼き』。今年のサンマは特に美味しい」
ケイソンでは、水揚げされたばかりのサンマが、漁場近くの港から定期的に送られてきているので新鮮なサンマを比較的安く購入することができます。
ところ変わって黒部市の生地鼻灯台すぐそばにある「北洋の館」へやってきました。
こちらでは、焼きサンマの定食が食べられます。
良い香りにつられて焼いているところを見せてもらいました。
焼いているのは、丸中水産の松野社長。
塩を多めに振って塩焼きにしますがここで2つほどポイントがあるそうです。
*松野均社長
「グリルの下(網)にくっつく場合があるのでそういう時はサラダ油をちょっと下に塗ってそれで上に置いて焼く。電熱機をまず余熱をかけて少し温めてからそのところにサンマを入れる。そうすると焼きが良い。」
ポイントを押さえて焼くと…しっかり焼き目がついた美味しいサンマの塩焼きの完成です。
北洋の館の看板メニュー「さんまの塩焼き定食」は、ほんのり塩味とサンマの旨味で、お醤油をつけなくても美味しくいただけます。
身はやわらかく脂がのってふっくらとした食感、ご飯がすすみますよ。
昼時には「さんまの塩焼き定食」の注文が次々と入ります。
*さんまの塩焼き定食を食べた客は
「思ったよりサンマが大きくて、ふっくらしている。はじめて北洋の館に来たんですけど、美味しいです」
「サンマの焼き塩加減が違う。これ美味いよ。脂も多くて今年のサンマは最高だよ」
この時期はさんまの塩焼き定食を、目当てに店を訪れる人が多く、北洋の館では11時から14時までさんまの塩焼きをはじめとした定食を食べることができます。
漁協組合の中島さんによりますと、今年のサンマは去年より50グラムほど大きい170グラムから大きいもので190グラムのサンマが獲れているそうです。」
ここ数年は不漁でしたが、今年は全国で9月末時点で去年の2.4倍の2万8000トンあまりが水揚げされ豊漁となっています。
食卓に並ぶ機会も増えそうですね。