2026年春の選抜大会につながる九州高校野球の県予選。9日は準決勝2試合が行われました。
第2試合の徳之島と出水中央の一戦は最終回までもつれる好ゲームとなりました。
民辻弘平アナウンサー
「絶好の高校野球日和になりました。勝てば秋の九州大会出場が決まる一戦。まもなくプレーボールです」
秋の九州高校野球県予選・準決勝の第2試合。
20年ぶりの出場を目指す徳之島と、19年ぶりの出場を目指す出水中央の対戦となりました。
試合が動いたのは3回。
徳之島はヒットと2つのフォアボールで1アウト満塁のチャンスに、バッターはエースで4番の長尾!
ライトの頭上を越える走者一掃のタイムリースリーベースで先制します。
なおも1アウト3塁で5番の川畑がセンターに運び、徳之島がこの回4点を奪います。
そのウラ、出水中央もバントヒットなどを絡め、1アウト満塁と反撃のチャンスを作ります。
打席には、準々決勝で4安打を放った3番、井手口!
センターへはじき返し、4対2と2点差に詰め寄ります。
さらに出水中央は、6回。1点を返し、なおも1アウト2塁3塁と逆転のチャンスに、バッターは7番のピッチャーの竹山!
レフトへのタイムリーヒットで、出水中央が5対4と逆転に成功します。
そして、試合は最終回へ。
1点を追う徳之島は2アウトながら1塁2塁とチャンスを作り、打席には代打、1年生の井川!
値千金のタイムリーヒットが飛び出し、徳之島が土壇場で同点に追いつきます。
さらに2アウト満塁から2者連続の押し出しフォアボールで2点を追加し、7対5と逆転します。
追い詰められた出水中央ですが、その裏、先頭バッターから3者連続ヒットでノーアウト満塁のビッグチャンスを迎えます。
続く2番川俣の内野安打で1点差。
さらに同点に追いついた後、なおも1アウト満塁とサヨナラのチャンスに、5番西崎!
シーソーゲームの末、出水中央が8対7で徳之島に競り勝ち、19年ぶりの九州高校野球出場を決めました。
出水中央 先立悠海主将
「決勝戦1位になって、九州大会も勝って甲子園に行きたいと思います」
また、第1試合神村学園対樟南の試合は神村学園が8対0、7回コールドで快勝、4年連続となる秋の九州高校野球出場を決めました。
決勝は11日に行われます。