台風22号の接近に伴い9日、東京・八丈町には一時、大雨特別警報が発令されたほか、秋田県内も8~9月にかけて大雨に見舞われるなど、全国的に災害が激甚化、そして頻発しています。こうした中、今後の治水対策の推進について協議する大会が秋田市で開かれました。

「東北地方治水大会」は、水害の防止・軽減のための治水事業の推進に向け連携を図ろうと毎年開かれています。

9日は東北6県の自治体の関係者など約230人が参加しました。

東北各県では近年、豪雨による河川の氾濫といった水害が毎年のように発生しています。

大会では、国土交通省の担当者が、全国で行われている河川整備の進行状況などを説明しました。

また、秋田市の沼谷純市長が、市が取り組む水害対策を紹介しました。

秋田市では2023年の記録的大雨で、6000棟を超える住宅に被害がありました。

これを受け、市内では2023年の大雨と同じ規模の雨が降った場合でも耐えられるよう、河川の改修や排水施設の整備などが進んでいます。

さらに大会では、これまでの水害からの早い復旧や今後の被害防止のための事業に対する予算の確保などを国に要望する決議が採択されました。

参加した人たちは、激甚化する災害から住民の命や財産を守るため、連携を深めることを確認していました。

2026年の大会は青森で開催されます。

秋田テレビ
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