小学校のプールで太陽光発電を行う全国初の取り組みが越前市内で始まりました。市はこの取り組みをきっかけに、市内の他の小学校でも学校の電力を全て再生可能エネルギーで賄う「カーボンゼロスクール」を進める方針です。
            
太陽光発電設備が設置されたのは、全校生徒115人が通う越前市の南中山小学校のプールです。
 
9日は施設がお披露目され、山田市長をはじめ市や北陸電力の関係者ら約10人が設備の完成を祝いました。
   
プールには太陽光パネル91枚が設置され、11月から本格稼働を始めます。1年間で一般家庭約10軒分にあたる3万2000キロアワーを発電します。
    
越前市では、去年から全ての小学校がプール学習を武生中央公園の温水プールで行っていて、学校のプールは使わなくなっていました。今回、不要となった施設を有効利用した形です。
     
越前市によると、現役の小学校のプールに太陽光発電設備を設置するのは全国初ということです。
  
この小学校では、今回設置した太陽光発電で、使用する電力の20%程度をまかない、残りは北陸電力から非化石燃料由来の電力を購入することで、CO2排出量実質ゼロを達成します。
   
越前市は、プールでの太陽光発電を市内の他の小学校でも進めていて、白山小学校でも今年11月から本格的に稼働します。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。