事件や事故の現場で鑑識活動を行う警察官が、独自に考えた技術などを発表する大会が10月8日、高松市で開かれました。

発表会は、科学捜査力の向上を目的に1956年から毎年開かれていて、県警本部や警察署で鑑識活動を行う警察官16人が参加しました。

指紋などを採取する機器の開発や証拠品の撮影方法などが発表され、このうち、本部鑑識課の高木昭宏巡査長は発泡ウレタンを使用した足跡の採取方法を考案しました。発砲ウレタンは、膨張性があり、時間が経つと固まる特徴が、従来の石こうを使った方法と似ていて、より手軽に採取ができるということです。

(香川県警本部 鑑識課 高木昭宏巡査長)
「まだ改善の余地はあるので今後の研究課題にしていきたい。被害者が少しでも早く安心し、早い事件解決ができるように今後も頑張りたい」

優秀な技術は、警察庁に推薦され、認められれば実用化されるということです。

岡山放送
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