佐賀県警の科捜研で、7年間にわたり、不正なDNA鑑定が行われていた問題で、8日、警察庁が県警察本部に特別監察に入りました。

【吉冨記者】
「午前9時半ごろの県警察本部です。警察庁の首席監察官らが今、県警本部へ入っていきます。これから特別監察が始まります」

特別監察のため佐賀県警を訪れたのは、警察庁の首席監察官や犯罪鑑識官など11人です。
職員は、8日から、DNA鑑定の実施体制と実施状況、不適切な事案の原因分析と再発防止策を確認します。

警察庁によりますと、特別監察の実施は、記録上確認できる2012年以降、全国で5回目です。
佐賀県警では、7年間にわたり、不正なDNA鑑定が行われていたことが明らかになり、科捜研の職員が懲戒免職処分を受けました。

警察庁は、今回の特別監察の結果を踏まえながら、今後、他の都道府県警の科学捜査研究所についても順次、監察を実施するとしています。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。