優れたCM作品を表彰する「第36回UMK CM大賞」の審査会が開かれ、大賞が決定した。応募総数90作品の中から栄冠に輝いたのは、南日本酪農協同「ヨーグルッペ」のCM。審査員を唸らせた作品の魅力に迫る。

 90作品から15作品が入賞

2025年で36回目を迎える「UMK CM大賞」の審査会が9月に開催された。

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審査対象となったのは、2024年7月から2025年6月までにUMKで放送されたCMで、合わせて90作品の応募があった。審査の結果、CM大賞や優秀賞など計15作品の入賞が決定した。

大賞は「ヨーグルッペ」に決定

数ある作品の中から大賞に選ばれたのは、南日本酪農協同のヨーグルッペ母&三姉妹「変わらない良さ篇」。

“ヨーグルッペって宮崎の風景なんだよね”

“いつも同じで飽きたな~”

“変えちゃお”

“これとか”
※ミラーボールが輝くきらびやかな部屋をバックに

“これとか”
※西部劇のような背景に母と三姉妹はカウボーイ姿

“これとか”
※日本の古い町並みを背景に

“これは?”
※未来都市のようなきらびやかな背景にメカニカルな装備をまとって

“変わらない良さもあるのよ”

この作品は、「長く愛されてきた定番商品のパッケージを生かし、構成もずば抜けている素晴らしい作品。今後のシリーズ展開も楽しみ」と審査員から高い評価を受けた。

ヨーグルッペとは?

「ヨーグルッペ」という商品は、宮崎県民にとっては昔からなじみのある飲料だ。

南日本酪農協同の公式ホームページによると、販売が始まったのは1985年(昭和60年)のこと。初代社長からの「子どもも大人も、みんなが飲みやすい乳製品をつくろう」と提案のもと、昭和59年4月に本格的な研究開発が始まったという。

ネーミングは、社内公募により欧州から直輸入した乳酸菌を利用したことから、ヨーロッパ風にアレンジして名付けられたと説明されている。

現在では4種類の味(プレーン、フルーツミックス、いちご、りんご)が販売されている。

『UMK CM大賞』の贈賞式は、11月19日に行われる予定。

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
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