林官房長官は2日、FNNのインタビューの中で、自民党の新総裁となった場合の野党との連携を巡り、「なるべく早く色々な党の党首と会談する」との考えを明らかにした。
林氏は国会内でFNNの単独インタビューに応じ、連立政権の枠組みの拡大を含む野党との連携についての考えなどを語った。
この中で林氏は、「(野党と)連立を組むことが、政権を安定させるという意味で非常に重要だ」との考えを示しつつ、「連立を組む話し合いをしている間にも、なるべく早く国民に政策を届けないといけない」と強調した。
その上で、総裁選に勝利した場合、「なるべく早く、色々な党の党首と会談をする」と述べた。
新たな連立政権を樹立するタイミングについては、「なるべく早くということに尽きると思う」と述べる一方で、「会ってすぐ分かりましたとなるような生易しい話ではない」との見方を示した。
一方、閣僚などの人事を巡っては、「首相経験者や、他の4人の候補者をはじめ、自民党にはあらゆる分野に非常に通じたエキスパート、経験を積んだ方がたくさんいる」とした上で、「『オール自民』で、しっかりと仕事をしていく体制を作り上げたい」と述べ、総裁選の他候補や首相経験者らの要職起用に含みを持たせた。