千葉県内を走るいすみ鉄道が脱線した事故について、国の運輸安全委員会は腐食した枕木など状態の悪いレールが車輪の力に耐え切れなかったことが原因とする調査報告書を公表しました。

報告書によりますと、いすみ鉄道の下り列車は2024年10月、いすみ市の国吉駅と上総中川駅の間を走行中に右側の車輪が線路内に落下する形で脱線しました。

レールの状態が悪く、腐食やひび割れがある枕木が連続したことから、車輪が押し出す力に耐え切れずレールの幅が広がり、傾くなどして脱線が起きたということです。

当時、列車には通学途中の高校生など乗客104人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。

事故以来、いすみ鉄道は全線で運休が続いていて、2027年の秋の再開を目指しています。

フジテレビ
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社会部
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