神奈川県立がんセンターで栄養を体内に直接届けるチューブが腸を突き破り、患者の男性が死亡する医療事故が発生しました。
死亡したのは神奈川県立がんセンターで食道がんの摘出手術を受けた60代の男性です。
男性は9月4日に手術を受け、術後は口から食事をとることが難しいため腸に直接栄養を届けるチューブを通されましたが、このチューブが十二指腸を20センチ突き破り、栄養剤が体内に漏れ出しました。
男性は緊急手術を受けましたが敗血症性ショックと急性呼吸不全で死亡しました。
がんセンターは男性と家族に謝罪するとともに、事故調査委員会を設置し事故が起きた原因を調べています。