火力発電所のボイラの燃焼効率を上げる技術を開発し、二酸化炭素の排出量削減に貢献している企業が、初の地方拠点として長崎市に進出しました。

長崎市のJR長崎駅ビルで8月から事業を始めたのは、東京都に本社を置く郵船出光グリーンソリューションズの「長崎R&Dセンター」です。

AI=人工知能を活用し、火力発電などのボイラの燃焼効率を上げるシステムの開発や販売などを手がけています。

このシステムを使うと、燃料の使用量と二酸化炭素の排出量を0.5パーセントから1.5パーセント削減できるとしています。

岡村雄治 専務取締役COO
「この技術を火力(発電)にとどまらず、先ほどご説明させていただいた船にも搭載して、これから色んな分野でこの技術を発展させていこうと考えております」

長崎市への立地を決めた理由は、製品の製造を委託している工場が県内にあること、電力業界に精通した企業や造船で培われた高い技術を持つ地場企業が多いことなどを挙げています。

長崎R&Dセンターは5年間で25人を正社員として採用する計画です。

テレビ長崎
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