五島の神社で大漁や無病息災を祈願する行事があり、神輿が6年ぶりに海を渡りました。
五島市玉之浦町の白鳥神社の例大祭です。
神社を出発した神輿は海沿いを練り歩きます。
ここ5年は高齢化や人手不足、新型コロナの影響で境内で神事のみでしたが、祭りのにぎわいを地域に取り戻そうと、6年ぶりに神輿が御座舟で海を渡りました。
白鳥神社は、のちに天台宗を開いた平安時代の僧・最澄が遣唐使として出発するときに航海安全を祈願した場所とされています。
「いやあ感激しました。忘れられとったけん何年も」「涙が出てきた久しぶりでね、感動します」「やっぱり人がそろってないとできないのでね うれしいです」
6年ぶりに戻った太鼓と囃子の音。
普段は静かな漁師町がこの日ばかりはにぎわっていました。